『総上げ』(2003年11月12日)
「おしやすぶりでござんす、おまめすくておでんすたすか?」
盛岡弁しか使う事を許されない盛岡芸者の最初の挨拶である。
先月久々に東京の日曜休日を味わった。何かに惹かれるように新宿の「末広亭」へ。
幸い一番前の席だったので林家今丸の紙きり芸で「日本酒を美味しく飲んでいる所」と注文。男女差し向かいの飲酒風景をものの見事に作ってくれた。
最後に六代目雷門助六13回忌追悼として数々のお座敷芸の特別披露があり、奴さん、かっぽれ等々それはそれは楽しく華やかなものでした。
それにつけても思い起こすのが我が盛岡芸者。
盛岡芸者の素晴らしさを河北新聞が大きく10回シリーズで取り上げているが、厳しく鍛え上げられた芸をもってお座敷を盛り上げてくれる芸者の中には盛岡市勢功労者に
賞せられた人もいるこの文化を何とか残していきたいものである。
昨年、ある結婚披露宴席で芸者9名で‘総上げ'との事。因みに現有芸者勢力8名。
下駄は靴に、着物は洋服に、唐傘はこうもり傘に、畳はフロアーに、さて日本酒は何に?