『あけましておめでとうございます』(2003年01月01日)
「門松は冥土の旅の一里塚 目出度くもあり目出度くもなし」
こんな川柳が気になる年齢になりました。
例年、元旦零時に裏のお寺で新春祈祷が行われ、お屠蘇を頂いて新年を祝います。
私は、お屠蘇とは正月に飲む酒くらいに覚えていたら、日本橋の酒問屋で修行の頃、正月に向けて味醂が大量に、それも屠蘇散付で出荷されて行くのを不思議に思って先輩に尋ねた時に、正月に飲む縁起物的存在である事を知ったのです。
そういえば、江戸っ子はよく縁起を担ぐ人達で、スルメは「スル」で縁起が悪いとの事で「アタル」と言い換えてアタリメ、同じくスリ鉢ではなくアタリ鉢なのです。
ところが、正月のご挨拶にお伺いすると縁起がいいということで、お屠蘇とアタリメが用意されそれを頂きながらご挨拶を申し上げたものです。
だが味醂に屠蘇散では酒好きには飲まれた代物ではなく閉口しました。
縁起習慣はそれとして、口に入れるものは限りなく美味しくありたい物だと強く思った、今では懐かしい出来事です。
何はともあれ、今年もどうぞよろしくお願いします。