Weblog Hiroko - 今日のひとりごと

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『河川調査船「ゆはず」』(2006年10月10日)

週末は、大妻コタカ記念会岩手支部の秋の会でございまして、事務局をしております私は、会員の皆さんと一緒に県南の一関までお出かけして来ました。
先週は金曜日辺りから強い風と雨で、土曜日は最悪なお天気で、
朝から傘を1本折ってしまいました。
岩手県には北上川という大きな北から南へ向かって南北に流れています。北上川は東北で最も大きな川です。私の住んでいる紫波町は川幅の広い地域だと思うのですが、県南の一関市周辺は狭窄部と言われる川幅の狭い地域で、カスリン・アイオン台風などで大きな水害を経験している土地です。
現在は遊水地など、河川に関する事業は県南が盛んなんだと思います。以前にも書きましが、この一関の遊水地の堤防とバイパス工事を予定していた場所から、中尊寺や毛越寺で有名な藤原氏の築いた政庁跡と言われている「柳之御所」の遺跡が発見されたことから、この遺跡を守るために北上川を東側に移すかたちでルート変更したのです。民間では考えられない事を国の事業はやってしまうわけです。
しかし考えてみれば、南米の「ナスカの地上絵」も、国が潤ってその遺跡に理解を示していれば、あの地上絵が壊される事無く道路が作られるんだろうと思いますが、「遺跡よりも自分達の暮らしのほうが優先」という生活水準ですから遺跡はどんどん破壊されていきます。「かたちとして残るもの」や「今現在の利益」だけでなく、目に見えない想いや歴史にお金を掛けられることに幸せを感じないといけないなぁと思います。
歴史的遺跡を守るために河川を移動。川だって今のような頑丈な堤防が無かった時には、土で出来た堤防を侵食して少しづつ川の位置も移動していたに違いない。(私は現在の堤防賛成論者ではありません。念のため)そして川があったからそこに外部からの敵を防ぐ役目もあっただろうし。昔を想えば、きりが無いねぇ。
まぁ、こういう事のためなら国税を使われても理解できるな。道でもいい人の利益に使われるなら、こういうかたちにならない大事なものに使われるほうがよっぽどいいもんね。
おっと、本題からだいぶそれてしまった。
今回の秋の会は、一関にある「北上川学習交流館あいぽーと」の見学と、河川調査船「ゆはず」に乗車するのと、農家レストランと言って、普通の農家のお宅なんだけど、そこで取れた野菜等でお食事をするというものでございました。
残念ながら大雨により警戒水位を超えてしまったのと、強風とで「ゆはず」への乗船は出来ませんでしたが、川について多くのことを勉強し、その土地で取れたものをその土地の調理法でいただく地産地消をしっかり体験できたと思っております。
写真は乗れなかった「ゆはず」と、その前で記念撮影する会員。白いパンツを履いて皆さんを仕切っているのが私。結構大きい船でしょ。川底を見ることが出来る窓が足元についていたりします。
もう1枚は、写真撮影をしているあたりから川を見下ろしたところ。船はワイヤーを使って川まで下ろされるんだそうです。途中に何本か白い線が入っていますが、それぞれの台風の時の水位を示しています。
こんなところまで水が上がってきたとは驚きです。

今回の旅行では国土交通省岩手河川国道事務所様の多大なるご協力を頂きました。ありがとうございます。

国土交通省岩手河川国道事務所
http://www.thr.mlit.go.jp/iwate/

北上川学習交流館 あいぽーと
http://www.iport.jp